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大会長挨拶

日本人類遺伝学会第66回大会 第28回日本遺伝子診療学会大会 合同開催
大会長 高田 史男
北里大学大学院医療系研究科臨床遺伝医学 教授

日本人類遺伝学会第66回大会/第28回日本遺伝子診療学会大会、会期:2021年10月13日(水)〜10月16日(土)、会場:パシフィコ横浜 会議センター、大会長:高田 史男(北里大学大学院医療系研究科臨床遺伝医学 教授)

 このたび、日本人類遺伝学会第66回大会および第28回日本遺伝子診療学会大会の両大会長を拝命し、2021(令和3)年10月13日(水)〜16日(土)の4日間、パシフィコ横浜会議センターにて両学会大会を合同開催する運びとなりました。
 日本人類遺伝学会は、主に人類遺伝学関連の基礎研究者や臨床に携わる医療従事者などが、そして日本遺伝子診療学会は主に後者に加え検査機器や臨床検査など様々な企業人もが、それぞれ集う学術団体であり、各々独自の面と重なる部分とを有すると同時に相互に補完し合える関係にもあると言えます。
 両学会に関連する周辺事情として、ここ最近では希少疾患診療の保険適応の拡大、がん遺伝子パネル検査の保険適応に伴う急速な普及やHBOCをはじめとする遺伝性腫瘍診療の保険適応枠の拡大など、がんゲノム医療の急速な膨張に加え、新型コロナウイルス感染症のPCRをはじめとした検査の拡大等々、国を挙げての遺伝子関連検査にまつわる後押しと社会の需要が急速に拡大しています。同時に、これら急速な変化に伴い現場では混乱や遺伝・ゲノム診療等を担う人材不足・人材払底などの問題も生じています。
 加えて、世界では未だにデッドヒートが続くGWASの進歩に加え、着々と進む全ゲノムシークエンス解析の実用化等が多因子疾患・形質研究の扉を開放し、今後はAIとスーパーコンピュータを駆使して生命の多様性を明らかにする次なるステージへと我々人類を誘って行こうとしています。

 以上の様に急速な変化のまっただ中の今、両学会の会員達が一堂に会し、出会い、相互に交流できる機会を持てることは、そこで様々なシーズとニーズが化学反応を惹き起こしシナジー効果につながる種を生み出す可能性を孕んでいると言えます。
 今合同開催のテーマを「Solutions and Innovation」としましたが、これは上記のとおり、まさにこのテーマ実現の為の機会を提供させていただくことで、敢えてテーマに加えなかったその次のステップである「progress」すなわち進歩・発展へとつないでいってもらいたいと願ってのことです。そのためにも今合同開催をこそ、出会いと交流の場となる開催に結実させたいとの想いで鋭意準備を進めているところです。

 一方で、2021年1月の時点でCOVID-19パンデミックの状況が10月にはどうなっているかを予測するのは極めて困難でもあります。今のところ合同開催は上記の目的を考慮し可能な限り現地開催を目指して準備を進めているのは既述のとおりでありますが、何より参加者の安全確保を最重要課題に据えるのは当然のことであり、ワクチン接種の普及、感染の収束ないし拡大等、今後の状況次第ではハイブリッド開催やウェブ開催といった選択肢を検討する可能性も排除はしません。

 先が見えない中で準備を進めることの難しさを痛感し続ける毎日ではありますが、両学会会員の皆さまにとりまして実りある合同開催となります様、10月に向けて引き続き精一杯努力して参りますので、皆様からの御協力、御支援を宜しくお願い申し上げます。

 今後、本ホームページに大会情報を順次掲載していく予定です。多数の皆様のご参加を心からお待ちしております。